目次
全ては高校の知り合いの連絡から始まった…
2018年2月2日、金曜日の夜、僕のスマホに一通のラインが…
それは高校時代、違うクラスで顔は知ってるけど「こんなやついたっけなあ」ばりに話したことのないやつからでした。
「久しぶり」と、軽く挨拶を返信し、お互いの近況を報告しているうちに、彼が(どこで情報を仕入れてきたが知らないけど…よくよく考えたら怖い笑)
知り合い:「そういや、アフィリエイトやってるんだって?」
僕:「確かにやってるけど…王道のサイトアフィリエイトで大変なやつだよ。」
何故かアフィリエイトの話になる
何故か話が途端にアフィリエイトに関してになりました。僕も「アフィリエイトに関して何か情報を仕入れられたらいいなあ…」と思って、彼の話を聞いていました。
僕はいわゆるサイトを作って、記事を書いて…というど直球でコツコツやっているのですが彼曰く、
「これからは俺がやってるみたいな新しいアフィリエイトが流行るよ。」
…僕は以前これと似たような手口でマルチ商法に引っかかりかけたことがあるので、この時点で「怪しい」とは思っていました。
しかし、アフィリエイトの情報を得ること、本ブログの記事のネタになりそうな事を探していたこともあり、彼の話をそう思いながらも興味ありげに聞いていました。
ここで彼の一つおかしな点があったのですが、どんなに詳細を聞こうとしても
「ゲーム広告のアフィリエイト」しか言わないんです。
なまじっかアフィリエイトに関して若干の知識があった僕は
「何?オプトインやPPCとはまた違うの?」
と聞いてみました。すると
「そんなんじゃなくってすごいんだよ、新しく出てきたやつなんだよ。」
怪しさ100倍ですね。完全に勧誘にきてやがる。
とは言いつつ、僕もその時グーグル先生で「ゲーム広告 新しい」で調べてもこれといった情報が出てこなかったので、もっと具体的に教えろと踏み込んだところ、「いいよ」の返事が。
LINE上じゃ説明が難しいとの事で、直接会って話を聞く事になりました。(十分怪しかったけれども…)
よっしゃ、じゃあ場所は上野とか北千住にすっか、と決めようとしたところ、ストップがかかったのです。
何故か集合場所を新宿にさせられる
僕が場所を決めようとしたところ「新宿じゃダメ?」と言われました。
いやいや、上野や北千住の方がお互いに近いでしょ!ということは伝えたのですが
そこで僕は確信しました。「これマルチかネズミ講の勧誘しようとしてるやん!!!」
僕はよくばっちゃに「マルチやネズミ講やる人に近づいたらダメよ」と言われていたのを思い出しました。(大嘘)
ただ、それに僕を誘うという事は「完全に舐められてるわ」とも思ったので、
体験談としてボロクソにネット上で言ったろ!!と思い、そいつの「新宿でランチ」案に乗っかることにしました。
久々の再会…そして伝説へ…(笑)

(ALTA前です。また、下記以降に掲載する写真は全て別日に撮影しました。)
久しぶりにALTA前で会った知り合いは、ぱっと見誰だかわかりませんでしたが脳味噌の引き出しを全部開けたところ、奥の方に皺くちゃになった記憶からそいつの顔を思い出しました。
「久しぶり!」とは言われたものの、なんだこの違和感…
その違和感は、KAWARAカフェという新宿の外れの方にあるカフェに入り、飯を頼んだ後の会話でその違和感の正体がわかりました。

目が完全に死んでいるのです。カラコンでも入れていたのかな?
とりあえず、僕は一番聞きたかったその問題のアフィリエイトって何なの?という質問をぶつけてみました。
オンラインカジノやブックメーカーを勧めるアフィリエイト??
実際に知り合いに会って話を聞くことができたその「謎のアフィリエイト」の内容は
- 誰でも簡単にできる
- 普通のアフィリエイトとは違う(即効性・収益性)
- オンラインカジノやブックメーカーのサイトをアフィリエイトする
- 自分もそのゲームをして稼ぐことができる
また、これやったら簡単すぎて他のアフィリエイトがめんどくさくてできなくなる。とも言われました。
「お前らと一緒にすんな」と思いましたが、そこはぐっと抑えました。
ふーん、そんなアフィリエイトもあるんだなーと飯も食い終わり、さあ出ようぜと身支度を始めたところ、
時刻は14:40くらいだったのですが、「今からその説明会があるんだけど話だけでも聞いてみない?」
と言われました。
「あゝ…始まったよ…」
そう思いました。ただ、ここまできたら逆に体張って行った方が体験談の内容の濃さが上がるかも!?と逆に楽しくなってたのか、「わかった」と返事をしました。
だからこいつは新宿を勧めてきたのか…
新宿文化センターで説明会!?
その例の説明会は新宿の「新宿文化センター」でやるとのこと。

この文化センターって結構駅から歩きます。外観は普通の公民館です。

そいつに連れられながら、会議室かなんかで説明会をするのかな?と思いきや、会議室は満席で場所がないから食堂でやってると、そいつがビジネス仲間(笑)から電話で聞いていました。
新宿文化センターは二階に食堂(大学の学食をイメージして頂けるとわかりやすいです。)があるのですが、階段で上に上がると、そこには異様な空間が広がっていました。
食堂で広がっていたシュールな光景とは!?
ある意味滑稽でしたが、そこには20代前半、絶対に僕よりも若い、なんていうかホストやキャバ嬢上がりの見た目が派手なやつ(パリピ)、
なんだかとてもバカそうな奴ら(すぐに騙されそうという意味)が就職セミナーばりにそれぞれのブースで頭をなるほどなるほどと縦に振っていました。
そいつらの紹介者的な奴らはそいつら同士でゲラゲラ笑いながら話している…何なんだこの空間は…
1つのブース(食堂なのでテーブルで仕切られただけ)で代表者?みたいな奴が7、8人を前に紙とタブレットを使いながら何やら説明していました。

僕もしばらくその場で立ちつくしていた所、僕の連れが「今日説明を担当してくれる人だよ」とサカナみたいな顔の30代前半の男(下記M)を紹介されました。
どーでもいいですが、腕時計はわかりやすく金と黒のロレックスでした。
「今日はよろしくね!説明楽しみにしてくださいね!」と握手をせがまれ、「グイグイくるやん!」とか思いながら、待っていると、一つのテーブルにMから呼ばれて座らせられました。
僕の他にもそのテーブルには7人ほどいたのですが、彼らの後ろでその紹介者らしき人間が後ろに立ってなんだか取り囲まれているような、そんな異様な光景でした。
ついにわかったその正体!正体はFLMだった!
説明会が始まるといきなり、「皆さんはカジノやギャンブルに対してどんなイメージをお持ちですか?」という質問から始まりました。
説明を一から説明すると書ききれないので要点だけまとめると
- 最近のギャンブル市場はものすごくて、莫大なお金が動いている
- 先進国G8の中でカジノがないのは日本だけ
- そんなカジノ市場に目をつけたのがFuture Link Malta(FLM)
- 日本も将来カジノ法案が可決され、またMGM(米リゾート施設運営会社のCEO:ムーレン氏も日本の大阪へのカジノ建設に1兆円投資することも表明している。
- 最近のカジノはギャンブル要素があまりなくゲーム感覚で楽しめる。
- このゲームを紹介していくビジネスに参入するには紹介料として1,550ユーロ必要(約20万円前後)
- この入会金も分割OKだし、最終的には余裕でPAYできる
- ティアと呼ばれる階層が最大15段階まであり、15段階目の人からの紹介料、ゲームで遊んだ金額の数%が芋づる式に増えていく(完全にアウト〜笑)
- 海外のサーバーを使っているから、海外の法律に基づいてやってるから犯罪でもなんでもない
とざっくりいうとこんな感じです。
説明会、途中休憩の5分間で気づいたヤバさ
説明自体は1時間で、30分の間に5分間の休憩がありました。
僕はこの5分間の休憩時間にトイレの個室に駆け込み、FLMについての情報を必死にめちゃくちゃ検索してみました。
ま〜出るわ出るわ悪評の数々www
昔から火のないところには煙は立たないとよく言ったものですがまさかここまでとは思いませんでした。
要するにオンライン上のネズミ講であったのです。
評判を調べている中で、実際に参入(お金も払って)したはいいものの全く稼げることなく、お金と信用と時間を失ってしまった人の記事など、2ちゃんの書き込みなどそれはそれは沢山の口コミが…
その中でも、参入をしてお金を払ってしまった後でも20日以内であれば返金してもらえる、キャッシングを取り消してもらった事例も見つけることができたので、ここで僕は怖かったですが、
「あれ?ここで入って実際に返金できたら面白いんじゃね?」
とかわけの分からない事を最後に考え付き、説明会に戻りました。
そのあとはいかにこのビジネスが素晴らしいかをMは延々と語っていました。ふと周りを見渡すと、7、8人のうちもうすでに何人かは興味津々であったようでした。
なんだかいたたまれない気持ちになりました。
マルチ勧誘のテンプレート:「会ってほしい先輩がいるんだけど…」に遭遇!!!
説明会が終わった後、連れの知り合いにタイトル通りのまさにテンプレート
「もっと詳しく説明してくれる先輩がいるから会ってほしいんだけど…」
はい始まったよまた。
テンプレートすぎて逆に可笑しくなってしまうくらいの流れであったので、ついて言ってみるのもまた一興、と思い、
新宿文化センターのすぐ近くにあるフレッシュネスバーガーによると奥の椅子に僕より2〜3個上のお姉さんが座っていました。

お姉さん(下記Sとする)と軽く挨拶をした後に、
「不安なことがあったらなんでも聞いてね!」
と(不安しかねーよって感じでしたがwww)言われ
僕は上座側に通され完全に包囲されてしまいました。
「ぼくはにげだしたッッッ!」
「しかしまわりこまれたっ!!!」
って感じでした。さて、ここでその先輩とやらが僕への説明に対して実際に使った紙を掲載したいと思います。
これです!↓

上から説明すると、
・不安と期待の割合は全て期待に変わる
→不安な要素は「お金」「時間」「人」でしょ?
お金についてはSに「分割で支払いOKだし、毎月5,000円の支払いって意外と誰でも簡単にクリアできるんだよ!」と言われました。
要は一回の支払い金額を少なくすることによって「大金を払っているという実感を薄れさせるためにやっているんだなあ」とすぐにわかりました。
時間については、「最初はみんな副業から始めているし、むしろ時間のない人ほどお勧めできるビジネスなんだよ!(核心に触れてない気が…)それに、私たちチーム制でみんなでワイワイやってるからできてる人が君を全力でバックアップしてくれるよ!」と言われました。
うーん、俺はあんなパリピになりたいわけじゃないし、そもそもこれって海外の法律云々言ってるけどここは日本だぜWhy Japanese people!?ってなりました。
具体的な説明もなく、簡単にできる、時間がなくてもできるって言われてもなあ…
人については、これは上記のように「チーム制だから友達ができるし、みんなでご飯行ったり海外行って遊んだりクラブ占拠したりしてるから凄く人脈が広がるよ!」と言われました。
人脈は広がっても友達や家族といった大事な人たちは失うけどな!!!と強く思いました。
それでは元も子もありませんし、実際僕もこのFLMを紹介してきたやつとは縁を切りました。
真ん中です。
・今日あったことはしばらく口止めしてほしい
→簡単にいうと、全部の情報を知らないくせに他人にこの話をすると100%止められるので、今後もセミナーや説明会があるからそれに参加して全部の情報を仕入れてから周りに伝えて欲しいとのことでした。
そうして返金期間の20日を超過させる魂胆が見え見えなのが伝わりました。
①は上記で記載したように、周りに言わないで、とのことでした。(親、親友、彼女、先輩etc…)
ま、俺全員に話したけどな!!!
て感じです。
②について、ようはFLMで調べると悪評の数がものすごく出て来ます。
その口コミに関して、本人たちは「良いもの程アンチも一杯いる」と考えているそうで、ネット上の口コミは「名前」「住所」「電話番号」「顔」の全てを晒して言っていない時点で嘘である、と本気で思っています。
このご時世そんなリスクを冒してまでネット上で書き込みするやつなんているのか…?というのが本音でした。
「自分たちは間違ってない!正しいことをしているんだ!」と言わんばかりの主張でした。
実際に入金!(現在ちゃんと返金されました)
ぶっちゃけちょっと怖かったですが、1,550ユーロ(¥216,600)を振込しました。

こうすることによってFLMのメンバーとして承認され管理画面にも行けるようになりました。
管理画面は日本語も対応しているのですが、これまでに紹介した人の(15段階まで)キャッシュバック分などを見ることができます。
(後程「後編」でご紹介致します。)
支払いを終えた後、僕を紹介した奴とSはニッコニコで「今日から頑張ろうね!!」といいその日はフレッシュネスバーガーを後にし、紹介した奴とは新宿駅で別れました。
電車に乗るなりソッコーで「FLM 退会」で検索し、出て来た方法を参考に自分自身で最終的にはキャッシング取り消しに成功しました!
「後編」では管理画面の説明、そして僕一人でもできた具体的な返金の手順、その他について述べていきたいと思います!!
後編へつづく…